県境稜線 E 永谷坂~菅の坂~尼公峠

 永谷坂(佐分利街道)~尼公峠の間は、地図で見ても地形はとても複雑である。踏み跡程度の道がかろうじてある所もあるが、道はないと思った方が良い。美しい林があったり、植林があったり、また、アセビに邪魔される所があったりと、変化に富んでいる。また、間違いやすい所も何箇所かあるので、注意する必要があるが、標識や赤テープが付けられているので、それを目印にすると良い。途中には、菅の坂の峠道が通っており、長らく行方不明となっていたお地蔵さまも見つかり、安置されている。(2021.4土の中より掘り出し)

 また、尼公峠は、福井県おおい町の川上から、綾部市(尼公谷)へ抜ける峠で、峠には、首のないお地蔵さんが祀られている。


コース紹介

 おおい町川上の集落から、佐分利街道を県境に向かって走り、県境を越えたすぐ左に、駐車場(20台程)がある。

 ここから左手の竹林の中に県境尾根があり、入口に菅の坂の標識がある。竹林の急斜面を登ると、赤松混じりの桧の植林となる。10分弱で、小尾根に乗り、ここからは自然林の中、なだらかな道となる。このあたりは、獣道のような道があり、やがて植林に入ると、412.2mの三角点のある妻谷尾に着く。

 ここからは、道は右に曲がり、植林の中を下っていく。鞍部に着くと、ナラなどのきれいな林となる。倒木が多く、歩きにくい所もあるが、ゆっくりと登っていくと、きれいな林などが現れる。

 やがて、左からの尾根に合流するが、ここは逆コースからの場合、間違い易い地点で、注意が必要である。永谷峠からの場合、ここを右折して、進むと、520mのピークに着く。

 ピークから左手に下っていく綺麗な尾根が見えるが、ここは直進する。急な下りとなり、アセビが少し邪魔になる。5分ほど下った地点で、右の尾根に入る。この辺りから左が植林、右が自然林となる。右の尾根に入ると、幅広い、きれいな林の急斜面を下る。鞍部では、右手に綺麗な林が広がる。

 この先、何段階かの登りがあるが、途中、右から尾根の合流する地点がある。ここも、逆コースの場合、直進しやすいので、注意が必要である。この辺りも、左の植林が続くか、平坦な尾根を経て、植林が終わり、赤松混じりの自然林となり、最後の登りを登ると、574.3mの鳩ヶ峰に着く。ここには、三等三角点があり、京都側の山々の展望が良い。

 ここから県境稜線は、山頂手前10m程のところを左に入るが、ちょっとわかり難いので、慎重に確認してほしい。南西に伸びる尾根が明瞭で、しかも刈り込みがしてあるので、こちらに誘い込まれやすい。

 左に入ると、急斜面の下りとなり、左の植林がまた出てくる。尾根にはアセビが出てきて、少し歩き難い。鞍部になると、右手に綺麗な林が広がる。その先の474mピークの手前が、菅の坂の峠である。ここには、長らく行方不明で、土中に埋もれていたお地蔵様が祀られている。(2021.4土の中より掘り出し)ここには、標識も設置されている。福井県側には、桧の植林の中に、ジグザグに下る道が続いているが、林道横断手前から、ほとんど峠道は消えている。また、京都側は、進行方向右手に伸びる尾根の斜面の広葉樹の中に綺麗な道が続いている。(その先は、未踏査)

 菅の坂からは、ちょっと登り、左手に曲がる。この辺り、右手には、気持ちの良い林が広がり、左手は、植林の間から若狭湾が眺められる。その先急斜面を登ると、525mのピークとなる。右手には、広場のような場所があり、ここを左折する。逆コースの場合、直進しないよう気をつける必要がある。

 この先は、左が植林、右が自然林となるが、次の小ピークを越えると、また自然林の綺麗な林となり、ここを下っていく。急斜面となると、また植林がでてくるが、下りきると再び綺麗な林となる。左手には、一段下に平坦地がある。ひとつピークを越え、下ると峠のような地点に着く。左手すぐに林道が見え、尼公峠かと思うが、峠はこの先のピークを越えた所である。

 この先のピークには、四等三角点があり、藪っぽい所を下っていくと、尼公峠に着く。ここには、首のないお地蔵さんが祀られている。なお、峠のすぐ下には、林道があり、林道を横切って下れば、30分ほどで、尼公峠の登山口に着く。(2021.03.26最終踏査/2021.4.7菅の坂再調査)

コースタイム

 永谷坂→(20分)→妻谷尾(P412.2)→(40分)→P520→(45分)→鳩ヶ峰(P574.3)→(15分)→菅の坂→(15分)→P525→(50分)→尼公峠
(注)逆コースもトータル的には、同じ時間で歩ける。

地  図