県境稜線 E 永谷坂~菅の坂~尼公峠

 永谷坂(佐分利街道)~尼公峠の間は、地図で見ても地形はとても複雑である。踏み跡程度の道がかろうじてあるが、藪がかぶっているところもある。美しい林があったり、熊笹の中を歩いたり、また、藪尾根であったりと、変化に富んでいる。また、間違いやすい所も何箇所かあるので、注意する必要があるが、標識や虎テープが付けられているので、それを目印にすると良い。なお、途中、青いビニール紐による目印が付けられているが、これは山仕事用のものらしく、これにつられて歩くと、違った所に導かれるので、注意が必要である。途中には、菅の坂の峠道が通っており、峠には、お地蔵さんがひっそりと祀られている。また、尼公峠は、福井県おおい町の川上から、綾部市(尼公谷)へ抜ける峠で、峠には、首のないお地蔵さんが祀られている。


コース紹介

 おおい町川上の集落から、佐分利街道を県境に向かって走り、県境を越えたすぐ左に農道があるので、それを左に入る。入ったすぐの所に、車は2~3台駐車できる。
 ここから左手の竹林の中に県境尾根があり、入口に標識がある。竹と熊笹の急斜面を登ると、赤松混じりの杉林となる。10分弱で、小尾根に乗り、ここからは自然林の中、なだらかな道となる。このあたりは、獣道のような道があり、やがて杉林に入ると、412.2mの三角点のある妻谷尾に着く。
 ここからは、道は右に曲がり、植林の中を下っていく。鞍部に着くと、ナラなどのきれいな林となる。倒木が多く、歩きにくい所もあるが、ゆっくりと登っていくと、イワカガミの群生地や、きれいな林などが現れる。
 やがて、左からの尾根に合流するが、ここは逆コースからの場合、間違い易い地点である。標識を設置しているが、注意が必要である。永谷峠からの場合、ここを右折して、進むと、520mのピークに着く。
 ここからは、下生えが少し邪魔になり、急な下りとなる。松と杉の混在するようになるが、5分ほど下った地点で、右の尾根に入る。まっすぐ進む稜線が明瞭なので、気をつける必要がある。右の尾根に入ると、幅広い、きれいな林の急斜面を下る。鞍部では、右手に綺麗な林が広がる。
 この先、何段階かの登りがあり、平坦な尾根を経て、最後の登りを登ると、574.3mの鳩ヶ峰に着く。ここには、三等三角点があり、京都側の山々の展望が良い。
 ここから県境稜線は、山頂手前10m程のところを左に入るが、ちょっとわかり難い。標識もあるので、慎重に確認してほしい。南西に伸びる尾根が明瞭で、しかも刈り込みがしてあるので、こちらに誘い込まれやすい。
 左に入り、熊笹の急斜面を下り、獣道程度の踏み跡を頼りに、一部藪漕ぎをしながらさらに下っていく。この辺りは、楽しくないところである。鞍部になり、その先小さなピークを越えた所が、菅の坂である。ここには、お地蔵様が祀られており、その上に標識もある。福井県側は、ジグザグに下る道があり、ちょっと下ると、妻谷尾林道に出る。林道から下は、道が崩れているようである。一方、京都側は、右手の尾根を巻くように道が続いている。
 菅の坂からは、ちょっと登り、左手に曲がる。この辺り、右手には、気持ちの良い林が広がり、左手は、植林の間から若狭湾が眺められる。その先急斜面を登ると、525mのピークとなる。右手には、広場のような場所があり、ここを左折する。逆コースの場合、直進しないよう気をつける必要がある。
 この先は、左が植林、右が自然林となるが、次の小ピークを越えると、また自然林の綺麗な林となり、ここを下っていく。急斜面となると、また植林がでてくるが、下りきると再び綺麗な林となる。左手には、一段下に平坦地がある。ひとつピークを越え、下ると峠のような地点に着く。左手すぐに林道が見え、尼公峠かと思うが、峠はこの先のピークを越えた所である。
 この先のピークには、四等三角点があり、藪っぽい所を下っていくと、尼公峠に着く。ここには、首のないお地蔵さんが祀られている。なお、峠のすぐ下には、林道があり、林道を横切って下れば、30分ほどで、尼公峠の登山口に着く。

コースタイム

 永谷坂→(20分)→妻谷尾(P412.2)→(40分)→P520→(45分)→鳩ヶ峰(P574.3)→(15分)→菅の坂→(20分)→P525→(40分)→尼公峠
(注)逆コースもトータル的には、同じ時間で歩ける。

地  図