県境稜線 D 三国岳~永谷坂

 三国岳からの県境稜線は、一旦おおい町川上の永谷坂で県道(佐分利街道)を横切り、再び登り直して、尼公峠に向かっている。三国岳からは、老富町へ下る登山道(送電線巡視路、地図に記載なし)がほんの少し県境稜線を通っているが、その先については、一部送電線巡視路がある他は、道はない。途中、高浜町の関屋集落から、老富町の市茅野及び小唐内集落に続く峠道が2箇所県境稜線を横断している。このコースを歩くとすれば、藪漕ぎが必須で、また、P545付近の地形が複雑であるので、しっかりとした読図力が要求される。


コース紹介

 逆コースとなるが、永谷坂から三国岳に至るルートを紹介する。
 おおい町川上の集落から、佐分利街道を県境に向かって走り、県境右手のお地蔵さんの裏手が、県境稜線の入口となる。ここから斜面途中にある墓石を右手に見ながら、急な斜面を直登する。5分程で支尾根に出て、そこからは、雑木と熊笹の中の尾根歩きとなる。この辺りから虎テープによる目印が現れるので、この先も三国岳まで参考にするといい。
 尾根は、自然林と、杉、桧の植林が交互に現れ、コブを越えながら登って行く。途中、右、左から尾根が合流するので、注意をしながら進む。380mピークの登りは、藪が濃く、少々難儀するが、このピークを越えると、きれいな尾根道が現れ、やがて、送電線鉄塔に着く。ここまで、登山口から約40分である。
 ここからは、送電線巡視路となり、急な階段となる。しばらくで、三国岳方面の視界が広がり、鉄塔から10分で、P474の肩に着く。ここで、県境は左に大きく曲がり、巡視路も左に続いている。このあたりは、きれいな広葉樹の林が広がっており、気持ちが良い。P474から5分程で、尼公峠方面の視界が広がる地点に着く。ここは、要注意の地点で、巡視路はまっすぐ伸びているが、そのまま進むと、市茅野方面に下ってしまう。ここには、火の用心の標識があるので、右手に折れて、斜面を下っていく。道が続いており、5分も下ると、高浜町関屋から市茅野に越える峠に着く。ここには、良く探すと以前お地蔵様が置かれていたと思われる石の小さな台座がある。
 ここからは道はなくなる。5分程斜面を登ると、左手から小唐内から登ってくる尾根道が合流し、この道を右手に下っていく。しばらくで、関屋と小唐内を結ぶ峠に着く。この峠には、関屋側から道が登ってきており、この道が県境稜線に続いている。
 この峠から稜線を登り出すと、すぐに道はなくなる。地図では、大唐内に続く道が、尾根の左側をトラバースしているので、道は尾根の左に消えたのかもしれない。稜線は、大変な急登で、木を掴みながら、急斜面をP545に向かってよじ登っていく。30分程、ひたすら高い所を目指して登ると、P545に着く。ここからは、青葉山が手に取るように見える。
 このピークからは、稜線を外さないように下っていく。10分程下ると、鞍部に着くが、このあたりは、広い平地となっている。このあたりは、行く方向が定めにくいが、右手の小高い尾根を目指して登る。小さなコブを越え、鞍部から15分も進むと、道らしきものが現れ、稜線もはっきりしてくる。先ほどの鞍部から25分ほどで、左手から、大唐内からの登山道(巡視路で、地図には記載なし)が合流する。すぐに、高浜方面の展望の開けた地点を通過し、合流点から5分で三国岳山頂に着く。

コースタイム

 永谷坂→(50分)→P474→(10分)→市茅野分岐→(10分)→小唐内分岐→(30分)→P545→(40分)→三国岳
(注)逆コースの場合は、トータル的には、20分程短い時間で歩ける。

地  図